つれづれブログ



音楽やるって決めてから
ずっと音楽ばっかりやってましたが、
近年他の分野の方と交流することが増えて
たくさん刺激をもらっています。
それが広島のいいところだなーと思います。


歌手というのは音楽家のなかでも特殊な立ち位置で
歌手がステージに出るというだけで
観客の視線はすべて歌手に行く。
人の耳も、人の声を一番に拾う。
なぜでしょう。
それは何も持っていない生身の人間だからでしょうか。
その点では歌手というのは役者とダンサーと同じ。
演じ手、踊り手、歌い手、すべて生身の人間。
誤魔化しの利かない自分自身であって
それ以上にもそれ以下にもなれません。


今年もわたしはお芝居をする機会をいただいて、
そこから得られるものが膨大で、大変ありがたい限り。
ダンサーの皆様からも、魅せることのこだわりを
たくさん勉強させてもらっております。


三十代になってから始めて身についたことは
自分でも予想だにしないくらいたくさんあり、
音域も声区も広がり
二十代の頃に歌っていたキーが低すぎて歌えないほど。
人は13歳を越えると突然
「自分は物事を始めるのに遅すぎるんじゃないか」
と言い出すそうです。
13歳ですよ。
まだまだこれからだというのに。
60代の人が
「物事を始めるのに遅すぎるということはなかった」
と言われるのを何度も聞いてきました。
何でも早すぎると遅すぎるもないんでしょう。
やると決めた時がその時。


大人は楽しい。
どうしてこどもの頃に
「大人って最高だよ!大人になってよかった!」
って言うてくれる人が周りにいなかったんだろう。
こんなに最高なのにな。
ほんとに。



NHKのSwitchに出ていらした
藤山直美さんがかっこよすぎて!!!
すべてが痺れる!!!
凛として人間味あふれるかっこいい60代を
わたしも目指そうと思いました。


おしまい。