UNTアンサンブル指導者セミナー1日目

ぼんそわ!
現在わたしは北テキサス大学(UNT)のジャズヴォーカルアンサンブル
指導者セミナーに参加しています。
例によって自分の備忘録のために書いていきたいと思います!





北テキサス大学音楽学部ジャズ科は日本ではバークリーほど有名ではありませんが
本国アメリカではジャズ教育を創設したはじめての大学であり
もっともレベルが高いといわれる名門。
入るのも出るのも難しいと言われるていて私は昔から憧れていました。
卒業生で活躍している人はたくさんいますが
有名どころではノラ・ジョーンズ、スナーキー・パピーなどがいます。


今年の1月にニューオリンズで行われたJEN(ジャズ教育学会)に参加した際に
多くのVocal Jazzグループの演奏を見ましたが、
ここUNTの学生のグループがほかをはるかに凌駕し抜群にレベル高く圧倒されました。
さらにUNTのジェニファー・バーンズ教授のワークショップの内容が
本当に素晴らしく具体的で感銘を受け、
そのワークショップ内にてこのセミナーについてアナウンスされていたので
この方のフィロソフィーとペダゴジーをもっと知りたいと思い
思い切って飛び込んできた次第です。


1月のJENにて。



今回のジャズヴォーカルアンサンブル指導者セミナーの
参加者は全米から集まった指導者や、UNTの卒業生(見込み含む)など11人。
まずは参加者の自己紹介からはじまり、講師の紹介。
ジェニファー先生のほかにマイク・モーリー先生が講師として参加されており
マイク先生の紹介の際にジェニファー先生が

「わたしは自分と同じ考えの人を講師に呼ぶつもりはないの。
 違う考えの人とシェアしていくほうがいいじゃない?」

っておっしゃっていた言葉に感動。
そうですよね!!!


以下、自分のメモみたいな感じ。


そこからVocal Jazzの歴史に少し触れ、
合唱の歴史のなかでVocal Jazzはまだ若く
第1世代の指導者がまだ存命していて、
その方の多くはピアニストやアレンジャーだった。
それを受け継ぐ第2世代はシンガーが多く、
この文化を創ってきた第1世代に敬意を表し
さらにシンガー目線で発展させていきたいと。


それからレパートリーの取り入れ方と取り組み方。
練習スケジュールによって
その曲をジャズとして理解するのか、
譜面を読むだけになるのか、
それとも曲の歴史の理解を深めていくのか。


Vocal Jazz Ensembleの発声について。
とにかくマイクを使った合唱であるということ。
共鳴腔、声区、振動、母音、軟口蓋の位置など
すべてがマイクを使わない合唱とは違ってくる。
ハーモニーの中で半音がきれいに成立させるためのノンビブ。
だけどボカロではない、人間の歌とするためにビブラートを完全排除するわけではない。


発声のウォームアップの仕方。
グループのレベルによりますよね〜
ハーモニー感や音階の訓練のためのスケール練習のさまざまなやりかた。
特にランダムに弾かれたコードをトライアドで歌っていく練習は
本当にいいし楽しかった!



などなどをガッツリ取り組んだあとに
ごっついハンバーガーを食べました。
少しデントンの街を歩いたけど楽器屋さんやCD、レコード屋さん
ライブ音楽が小さい街に溢れていて、
都会と違って音楽だけに集中できる素晴らしい環境だと思いました。





寝ます!!!!