ひな祭りにWIMの振り返りを
先日、「Women In Music Japan(以下、WIM)」立ち上げのため、東京に行きました。WIMとは、アメリカにて30年以上前から活動している女性音楽家のNPO団体で、世界各国に支部があり、このたびボストン在住ピアニストの佐藤ひなこさんを中心に日本支部が発足しました。そしてわたしはなぜか役員となってしまいました。PTAの役員でさえやったことないのにできるのかしら…と少々不安になりつつも、意義のある会に立ち上げから関わらせていただくこともありがたいことだと思います。
わたしは実のところ、女友達は昔から普通にたくさんいるのですが、それより男友達とバカなことをやっているほうが落ち着くというか、日本的な「グループ」っていうのが苦手で、ママ友っていうのも一人もいないし、ふわっとした会話とか、集団も苦手だし、女だけの会みたいなのは極力避けていきたいと思っていました。しかしながら、ジャズミュージシャンとして中堅どころの年齢となり、教育者としての足場も固まり、娘を持つ母親としての立場もあり、かつては見えなかったものもいろいろと見えるようになりました。果たして若い音楽家志望の人たちに、今の現場の状況を心の底からおすすめできるのだろうか?と心が引っかかるようになり、若い頃に自分が感じた違和感を放置して、少しでも改善のための行動をしないのはどうなのかと思うようになりました。
そういうことを考えていると、同じような仲間が自然と集まるんですね。WIM第1回目は音楽に携わる様々な素晴らしい人たちが集まり、有意義な会となりました。一人ずつそれぞれ発言していただいたのですが、全体的な印象としては、何が問題かそれぞれまだ把握できておらず、まずは問題点を洗い出すところからです。名前のない違和感って、言われてみないと本当に気がつかないものなんです。そしてその背景には日本独自の文化と歴史がそびえ立っており、頂が見えない登山で気が遠くなりそうな思いがします。このたびの会は小さな、そして大きな一歩だったように思います。
そして今日は楽しいひな祭り。女の子の幸せを願う日。うちにも女児がいるのでお祝いはしましたが、伝統的な行事って、「女の幸せは結婚」という認識が前提の社会で出来上がったものだから、今の時代には少し違和感がありますね。昔イギリスBBCのテレビドラマ「高慢と偏見」にどハマりしてたことがあるんですが(コリン・ファース大好き)、「女の幸せは結婚」と聞くと「高慢と偏見」を思い出します。18世紀の女性作家ジェーン・オースティンが中流家庭の女性たちの結婚をめぐる人間模様を繊細な洞察力と機知に富んだ表現で描いた名作。まだ見てない人でコリン・ファースが好きな人、あるいはイギリス英語に萌える人はぜひぜひ見てみてください!!!!あー久しぶりに見たいけどかくていしんこくするためにぐっと我慢します。
そんなことはどうでもいいんですけど、「結婚」という選択肢以外にも女の幸せの選択肢があるはずの現代なので、みんなそれぞれの形で幸せになれたらいいね、あなたはあなたの道を歩んだらいいのだよと、娘にお話しました。まだ全然意味がわかってない様子でしたが、娘世代がもっとのびのびと自分の能力を発揮できる世の中にしていけたらいいなあと、深く考えた平成最後の桃の節句でした。
わたしは実のところ、女友達は昔から普通にたくさんいるのですが、それより男友達とバカなことをやっているほうが落ち着くというか、日本的な「グループ」っていうのが苦手で、ママ友っていうのも一人もいないし、ふわっとした会話とか、集団も苦手だし、女だけの会みたいなのは極力避けていきたいと思っていました。しかしながら、ジャズミュージシャンとして中堅どころの年齢となり、教育者としての足場も固まり、娘を持つ母親としての立場もあり、かつては見えなかったものもいろいろと見えるようになりました。果たして若い音楽家志望の人たちに、今の現場の状況を心の底からおすすめできるのだろうか?と心が引っかかるようになり、若い頃に自分が感じた違和感を放置して、少しでも改善のための行動をしないのはどうなのかと思うようになりました。
そういうことを考えていると、同じような仲間が自然と集まるんですね。WIM第1回目は音楽に携わる様々な素晴らしい人たちが集まり、有意義な会となりました。一人ずつそれぞれ発言していただいたのですが、全体的な印象としては、何が問題かそれぞれまだ把握できておらず、まずは問題点を洗い出すところからです。名前のない違和感って、言われてみないと本当に気がつかないものなんです。そしてその背景には日本独自の文化と歴史がそびえ立っており、頂が見えない登山で気が遠くなりそうな思いがします。このたびの会は小さな、そして大きな一歩だったように思います。
そして今日は楽しいひな祭り。女の子の幸せを願う日。うちにも女児がいるのでお祝いはしましたが、伝統的な行事って、「女の幸せは結婚」という認識が前提の社会で出来上がったものだから、今の時代には少し違和感がありますね。昔イギリスBBCのテレビドラマ「高慢と偏見」にどハマりしてたことがあるんですが(コリン・ファース大好き)、「女の幸せは結婚」と聞くと「高慢と偏見」を思い出します。18世紀の女性作家ジェーン・オースティンが中流家庭の女性たちの結婚をめぐる人間模様を繊細な洞察力と機知に富んだ表現で描いた名作。まだ見てない人でコリン・ファースが好きな人、あるいはイギリス英語に萌える人はぜひぜひ見てみてください!!!!あー久しぶりに見たいけどかくていしんこくするためにぐっと我慢します。
そんなことはどうでもいいんですけど、「結婚」という選択肢以外にも女の幸せの選択肢があるはずの現代なので、みんなそれぞれの形で幸せになれたらいいね、あなたはあなたの道を歩んだらいいのだよと、娘にお話しました。まだ全然意味がわかってない様子でしたが、娘世代がもっとのびのびと自分の能力を発揮できる世の中にしていけたらいいなあと、深く考えた平成最後の桃の節句でした。