「原爆のうた」おわりました。







昨日8/8は「原爆のうた」でした。わたしにとって初めての、原爆に関する楽曲ばかりを集めたライブ。わたしにとってものすごいチャレンジでした。

なにごともそうですが、「知ってるつもり」が一番怖い。被爆二世であり、広島で生まれ育ち、小さい頃から祖母の被爆体験を聞いて育ったわたしは、「知ってるつもり」でした。だけど、近年わたし何も知らないな!と痛感することが多く、このたびも本当にその連続でした。

こういうイベントやりたいなと思って企画したものの、よく考えたらわたしが知っている原爆関連の曲は4曲程度…。そこからいろいろ自分なりに調べたり、森光 明先生に教えていただいたり。このイベントのPRをFacebookに載せたら、同じ和田ビルの大島久美子先生から「ぜひお手伝いさせてください」と申し出ていただきまして、大島先生がコツコツ集められた原爆の曲集を見せて頂いたりして協力していただきました。

原爆の楽曲に込められた思いや、曲の作られた時代、製作者の立場などで大きく違い、原爆のキノコ雲をいろんな角度から見上げているような、そんな1時間半でした。

「アオギリのうた」の製作者である森光七彩さんのファンの方、一度でいいからご本人が歌っているのを生で見てみたいと来てくださった方々が感激されているのを見て、あらためて音楽の力の凄さを知りました。

この企画が実現できるかも!と思ったのは森光ファミリーとのご縁から。最初にご相談し快く賛同してくださった森光 明さんによる美しく斬新なアレンジの数々、そして東京で大活躍中のベーシストの森光奏太さんと共に、素敵なファミリーとご一緒させていただき本当に特別な時間になりました。

「原爆を許すまじ」や「夾竹桃のうた」など広島の人にはおなじみの曲を、現代に合うようにかなりアレンジしてみたのですが、平和活動をずっと続けられているおじいさんから「若い人に聞いてもらえるようにアレンジしてもらえて本当に嬉しい」と言っていただき本当にホッとしました。

今日は長崎原爆の日。繰り返してはならない、繰り返してはならないと惨状を目の当たりにした被爆者の方々の思いを、わたしなりに歌い繋いでいきたいと思っています。また来年の夏も、取り組みたいと思います。

またこの度は収益金を西日本豪雨災害の寄付金にさせていただきますので、またこちらにてご報告させていただきます。

ありがとうございました。祈。