ライブ時の写真撮影について

ここ数年、お客さんが演奏中に写真を撮られることが増えました。
ライブのときなどは演奏に集中していることが多いので
自分たちで写真を撮ることを忘れてしまうこともしばしば。
そんな中でお客さんの撮ってくださった写真は
記録としてもとても重宝させていただいております。
いろんなスタンスの音楽家がおられると思いますが、
わたしとしてはお金をいただいてステージに立っている以上は
いつでも撮影に耐えうる姿、演奏でないといけないと思っています。
それにSNSなどで情報を拡散してくださることは
広報活動になるのでこちらにもメリットがあります。


しかしながら、演奏に集中したいお客さんもいらっしゃり、
カメラのシャッター音が気になるという声もちらほら、、、
特にバラードなどの静かな曲の最中に容赦なく撮影される方、
たしかにゆっくりした曲では演奏者も動きが遅くなるので
暗いジャズのライブハウスではシャッタースピードの関係上
チャンスなのはよくわかります。
でも、それを不快に思われている方もおられるのです。
写真が好きなのか、音楽が好きなのか、
はたまた音楽家と近づくための手段としての写真があるのか、
こちらとしても判断しかねるお客様もいらっしゃいます。
ライブは音楽を楽しむ場であって、撮影会ではありません。
それとか、撮ってもいいのかどうかわからぬまま
こっそりスマホで撮影して、あとで申し訳なさそうに
「撮ってしまいました。よかったでしょうか、、?」と
言われることも多いです。


というわけで、試験的ではありますが
今後しばらくわたしの主催ライブでは
原則として撮影は禁止とさせていただきます。
ただし、ライブ中に1曲ほど
撮影オッケーの時間を作ります。


どうぞ、ご理解の上ご協力お願いいたします。